取扱製品Products
イクシーフェンス高エネルギー吸収型落石防護柵
- 国土交通省NETIS登録No.HR-190003-A
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対応能力 落石 720kJ 積雪 〇 崩壊土砂 - 設置位置 道路脇 斜面中腹 主要用途 落石防護
工法概要
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高耐力支柱と高強度金網の融合
支柱は鋼管内部に補強材を配置した高耐力のモルタル充填鋼管を採用。この支柱とエネルギー吸収性能に優れた高強度金網を組み合わせることで、シンプルでありながらも高性能な柵構造を実現しています。
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脆弱地盤等の様々な地盤条件に適用可能
大口径ボーリング等で地盤面に支柱を杭式として建て込むことができ、既設擁壁背面や脆弱地盤にも適用が可能です。
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実験による性能確認
支柱の静的載荷試験、柵面構造の落錘衝撃載荷実験、実構造体における実規模実証実験により、性能確認を行っています。
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- 実現模実証実験状況
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優れた経済性と施工性
シンプルな柵構造のため、部材数と組立工程が少なく、経済性と施工性に優れています。
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積雪地域にも対応可能
積雪地域においては、積雪用の柵構造を用意しています。
条件に応じて構造のご提案をさせていただきます。
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構造
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高耐力・高靭性のモルタル充填鋼管柱と
高強度金網を組み合わせた、
新しい落石防護柵。イクシー(IXI)フェンスは、支柱の塑性変形、高強度金網のもつエネルギー吸収性能、緩衝装置のスリップ等により落石エネルギーを吸収する構造となっています。
主要部材
落石エネルギーに応じて4タイプに分かれており、支柱、金網および緩衝装置の仕様が異なります。
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TYPE | 100kJ | 320kJ | 520kJ | 720kJ | |
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支柱断面 | |||||
支柱規格 〔内部補強材〕 |
φ165.2-t11.0 〔PL9.0mm-1枚+D22×8本〕 |
φ216.3-t12.7 〔PL9.0mm-1枚+D25×8本〕 |
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金網 | 高強度金網 3.2φ×50×50 |
高強度金網 4.0φ×50×50 |
高強度金網 4.0φ×40×40 |
高強度金網 4.0φ×40×40-2枚 |
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緩衝装置 | 横ロープ | なし | ST-16 (ワイヤロープ16φ用) |
ST-18 (ワイヤロープ18φ用) |
KT用ST金具 (KTロープ18φ用) |
クロス ロープ |
なし | OC-16 (ワイヤロープ16φ用) |
OC-16 (ワイヤロープ16φ用) |
OC-16 (ワイヤロープ16φ用) |
実規模実証実験(落石)
性能照査落錘衝撃載荷実験/国⽴⼤学法⼈⾦沢⼤学名誉教授 前川幸次先生 監修
落石対策便覧に準拠した実規模実証実験により落石防護性能を検証
実験概要
「落石対策便覧」記載の「実験による性能検証法」に準拠した実規模実証実験を行い、各タイプにおける落石防護性能を検証しています。
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重錘衝突方法 鉛直落下式 供試体寸法 支柱間隔 5.0 m スパン数 3スパン(支柱本数4本) 衝突速度 25m / s(重錘落下高32.0 m以上) 載荷位置 水平位置 スパン中央 垂直位置 柵高の2/3(地表面より2.0 m) 実験は実斜面の地盤上に支柱を打設し供試体を構築しています。
質量m (ton) 0.35 1.00 1.60 2.20 一辺の寸法L (m) 0.580 0.840 0.960 1.060 体積V (㎥) 0.138 0.420 0.627 0.844 密度Y(kg/㎥) 2,536 2,381 2,552 2,607
実験結果を見る
全タイプで適用可能エネルギー以上の
落石防護性能を確認。
実験の結果、全タイプにおいて、阻止面から抜け出すことなく重錘を捕捉し、適用可能エネルギー以上の防護性能と落石防護柵の機能について確認することができました。
- 520kJタイプ 重錘質量/1.6t
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供試体TYPE | 重錘質量 m(t) |
落下高 H(m) |
実験結果 | ||||
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衝突速度 V(m/s) |
衝突エネルギー E(kJ) |
最大変位量 Δmax( m ) |
重錘入射 角度(度) |
捕捉結果 | |||
100KJ | 0.35 | 32.0 | 25.0 | 109.8 | 2.773 | 90 | 捕捉 |
320KJ | 1.0 | 33.5 | 25.6 | 328.3 | 3.062 | 90 | |
520KJ | 1.6 | 33.5 | 25.6 | 525.3 | 3.675 | 90 | |
720KJ | 2.2 | 33.5 | 25.6 | 722.3 | 3.474 | 90 |
性能照査結果
構成部材 | 再使用性・修復性 | 性能水準 |
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阻止面 | 変形した金網は交換が必要 | 性能2 |
支柱 | 変形した支柱は交換が必要※ | 性能2※ |
ワイヤロープ | 伸び、摩耗した各部ロープは交換が必要 | 性能2 |
基礎・アンカー | 一部基礎地盤の剥離が見られたものの、基礎根入れ部は損傷もないことから、変形していない支柱については再使用可能 | 性能1 |
緩衝装置 | スリップした緩衝装置は交換が必要(100kJタイプは、緩衝装置使用なし) | 性能2 |
その他 | 損傷した結合コイル等の副部材は交換が必要 | 性能2 |
全体 | 損傷した部材や緩衝装置の交換によって修復可能 | 性能2 |
- ※TYPE-100kJおよびTYPE-520kJの支柱は、変形量5°以下であり、支柱の再使用が可能です。したがって性能水準「性能1」となります。
要求性能を満たす落石エネルギー(タイプ別)
性能水準 | 要求性能を満たす落石エネルギー(kJ) |
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性能2 | TYPE-100kJ:109.8kJ TYPE-320kJ:328.3kJ TYPE-520kJ:525.3kJ TYPE-720kJ:722.3kJ |
適用範囲
落石径(φ)と落下高さ( H )から算出される落石エネルギー( E )とIXIフェンス各タイプの適用範囲。