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イージーネット工法(EN工法)

スタンダードタイプ

対応能力 落石 本設/100kJ
仮設/200kJ
設置位置 斜面中腹
主要用途 落石防護

イージーネット工法スタンダードタイプは、斜面上に支柱、控えロープをアンカーにて固定し、落石防護工として設置するタイプです。

スタンダードタイプ実規模実証実験(落石)

性能照査落錘衝撃載荷実験/国⽴⼤学法⼈⾦沢⼤学名誉教授 前川幸次先生 監修
落石対策便覧に準拠した実規模実証実験により落石防護性能を検証
実験概要

EN工法スタンダードタイプ(本設使用)は、「落石対策便覧」記載の「実験による性能検証法」に準拠した実規模実証実験を行い、2タイプにおける落石防護性能を検証しています。

重錘衝突方法 鉛直落下式
供試体寸法 支柱間隔 6.0 m
スパン数 3スパン(支柱本数4本)
衝突速度 25m / s(重錘落下高32.0 m)
載荷位置 水平位置 スパン中央
垂直位置 柵高の2/3(地表面より2.0 m)

実験は実斜面の地盤上にアンカーを打設し供試体を構築しています。

質量m (ton) 0.25 0.49
一辺の寸法L (m) 0.510 0.670
体積V (㎥) 0.094 0.213
密度Y(kg/㎥) 2,661 2,300
実験結果を見る

全タイプで適用可能エネルギー以上の
落石防護性能を確認。

実験の結果、全タイプにおいて、阻止面から抜け出すことなく重錘を捕捉し、適用可能エネルギー以上の防護性能と落石防護柵の機能について確認することができました。

  • ES 50B(本設使用Emax=50kJ)
  • ES 50B(本設使用Emax=50kJ)
  • ES 100B(本設使用Emax=100kJ)

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供試体TYPE 重錘質量
m(t)
落下高
H(m)
実験結果
衝突速度
V(m/s)
衝突エネルギー
E(kJ)
最大変位量
Δmax( m )
重錘入射
角度(度)
捕捉結果
ES 50B
(本設使用 Emax=50kJ)
0.25 32.0 25.0 78.4 3.156 90 捕捉
ES 100B
(本設使用 Emax=100kJ)
0.49 32.0 25.0 153.7 3.409 90
性能照査結果(全タイプ共通)
構成部材 再使用性・修復性 性能水準
阻止面 変形したポリエチレンネットは交換が必要 性能2
支柱 本体の損傷はなく、再使用は可能 性能1
ワイヤロープ 損傷したワイヤロープは交換が必要 性能2
基礎・アンカー 基礎地盤の変状はなく、アンカー抜け出し等の損傷もないことから、アンカーの再使用は可能 性能1
緩衝装置 スリップした緩衝装置は交換が必要 性能2
その他 損傷した繊維ロープは交換が必要 性能2
全体 損傷した部材、緩衝装置の交換によって修復可能 性能2
要求性能を満たす落石エネルギー(タイプ別)
性能水準 要求性能を満たす落石エネルギー(kJ)
性能2 ES 50B:52.2kJ (本設時の安全率1.5を考慮) 
ES 100B:102.4kJ (本設時の安全率1.5を考慮)
適用範囲

落石径(φ)と落下高さ( H )から算出される落石エネルギー( E )とEN工法各タイプの適用範囲。

スタンダードタイプ実験動画

マルチタイプ

対応能力 落石 仮設/200kJ
設置位置 斜面中腹
主要用途 落石防護

イージーネット工法マルチタイプは、自然の立木を支柱として利用する、仮設落石防護工です。

カバータイプ

設置位置 斜面中腹
主要用途 落石予防

イージーネット工法カバータイプは、斜面上の転石や浮石を覆い、落石予防工として設置するタイプです。

イージーネットLT

設置位置 斜面中腹
主要用途 落石・土砂飛散防止
表面滑落防止

イージーネットLTは、切土斜面等の石や土砂の飛散・表面滑落を防止するタイプです。

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